二つのパーソナルカラー検定
Two Personal Color Tests
パーソナルカラーとは、人の魅力を最大限に引き出し、TPO(シーン)に合った自分らしさを演出するためのカラーコーディネートの手法です。
色彩への関心が高まるにつれて、パーソナルカラーへの需要も高まり、全国各地のサロンやスクールで、パーソナルカラーアナリストのアドバイスを受けたり、パーソナルカラーの手法を習得される方が増えてきました。
しかし、”似合う”かどうかの評価には個人差があるため、パーソナルカラーは”曖昧”な一面も持っています。
このような背景から、2004年、コンサルティングの質の向上や実務への応用などを目的とした「パーソナルカラー検定」が始まり、受験者も年々増えています。
「パーソナルカラー検定」は、現在、大きくは2つの主催者団体がそれぞれ独自に検定を行っています。
①色彩技能 パーソナルカラー検定
<主催:特定非営利活動法人 日本パーソナルカラー協会>
②色彩資格 パーソナルカラー検定(R)
<主催:有限責任中間法人 日本パーソナルカラリスト協会>
※「パーソナルカラー検定(R)」は、(中)日本パーソナルカラリスト協会の登録商標です。
では2つのパーソナルカラー検定の特徴について、比較していきましょう。
現在、机上の色彩理論を現場に生かすためのノウハウが求められています。 色彩技能パーソナルカラー検定は、色彩の理論を現場へつなげていくことができる実践的な検定試験です。 この試験に合格できるということは、人と色の調和を実践できるという証として、考えれば良いようです。
ではモジュール(単位)制について、2004年3月に、モジュール1(初級)の検定をスタートし、合格の基準は、
1.一般的色彩理論の初級程度を理解していること
2.色の特性を理論的に識別判断できること
3.パーソナルカラーの基本的知識があること
4.パーソナルカラー分類の基本的パターンを理解していること
5.指定条件の配色ができること
つまり、色をみて、その色が理論上に落とし込んで実際に判断できる。 色を見る力が備わっているかどうかが、合格の基準となるようです。
さらに、2005年10月、モジュール1(初級)合格者を対象に、モジュール2(中級)の検定をスタートしました。 モジュール2の合格の基準は、
1.モジュール1の範囲に加え、中級程度の色彩基礎理論を理解していること
2.パーソナルカラーに関連のある総合的な基礎知識・理論を理解していること
3.指定された色に対し一般的な色彩理論に基づいた特性を見分けられること
4.文章題を読み、要求されている色やコーディネートを組み立てられること
つまり、色が及ぼす人の肌への影響を色の特性で変化を見ることができるかどうかが、合格の基準となるようです。
そして2009年より実技試験のモジュール3がスタートしました。 モジュール3の合格をもって、「パーソナルカラーアドバイザー®」として認定されます。
美容業界(ヘアカラー、メイク、ネイル、エステティックなど)や、ファッション、ブライダル、着物、ジュエリー、眼鏡業界などに従事されている方やこれらの業界を目指している学生の方に、是非身につけていただきたい色彩知識と配色調和のための検定のようです。
「社団法人日本ブライダル事業振興協会」、「社団法人日本ショッピングセンター協会」の後援を受けています。
では2005年11月に、3級の検定をスタートした出題内容は、
1.色彩と文化…日本の文化と歴史、日本の伝統色
2.色彩理論…色の仕組み、CUS表色系、色の三属性と対比、CUS配色調和と配色効果
3.色彩とファッション…ファッション概論、ブライダル、ヘアメイク
4.パーソナルカラーの特徴
3級に関しては、まずは 色彩理論、特に CUS表色系及び CUS配色調和をしっかりと理解しておく事が合格のカギのようです。 また、2級の検定は、2006年11月からスタートし、2008年より1級の検定もスタート。
そこで、私からのアドバイスは①の検定をお薦めします。 なぜなら①の検定の方が実用的であるからです。
ただし、いずれの検定も実技としての内容は乏しく、机上での学習となります。
残念ながらプロとしてパーソナルカラー診断ができるようにはなれません。
検定とプラスして、パーソナルカラーアナリストプロ養成コースを学ばれることをお勧めします。
イマジネーションカラーズでは業界初!最も新しい診断法、15分類進化型パーソナルカラーアナリスト®プロ養成コースを開講しております。
15分類進化型パーソナルカラーアナリスト®養成コース
(商標登録された信頼度の高い資格、また一般社団法人国際カラープロフェッショナル協会認定となります。)